☃️バイクで見てきた世界⛄️

不整地な場所を好んで走るバイク乗りが様々な世界を見てくるウェブログ٩( 'ω' )و

まるでモトクロスバイクに装着している様な雰囲気のカバー


MotoGpのディスクカバーの写真1
出典:雨のときにこそブレンボのカーボンディスク―ウェット時の常識が今まさに変わりました。 | Brembo - Official Website

ツイッターを眺めているとMotoGPマシンにディスクカバーがついてるのを見かけました。

ホイール周りに発生する乱流を整流するための空力パーツかと思ったのですが、デザインを見ているとそうでもなさそうなので少し調べてみることに。

KTMモトクロッサー
出典:2014 モトクロス世界選手権 第3戦 ブラジル [KTM FAN.JP]

オフロードバイクに使われるディスクカバー(ディスクガード)は泥や砂利を噛んでしまわない様にしたり、ガレ場(大きな石がゴロゴロしてるような所)でディスクにヒットさせない様にと保護的な役割をしますが、MotoGPではそんな物ありません笑

googleで「motogp ディスク カバー」の様に検索したのですが、意図した結果は得られず。

そこで、ディスクカバーの有無でブレーキシステムの何が違うのかを調べたところ、どうやらカーボンディスクが大きく関わっている事がわかりました!



やっと温まって来たぜ!カーボンディスクは温度が大事!


カーボンディスクの写真
出典:ブレンボ:MotoGPのブレーキングの秘密(その1) | Brembo - Official Website

皆さんご存知、MotoGPで使用されているブレーキシステムはカーボンディスクを採用しており、カーボンディスクは使用する温度範囲が有ります。

具体的には常温では安定して制動が得られないため、(ブレンボ社HPでは200度〜800度との事。ハンダ線は約200度前後で溶けます。。。。!)温度を上げて使用します。

なので、気温が低い日やそもそも雨が降ってしまっている状態だと温める事はおろか温度を維持する事が難しいので、温度維持の為に装着している様です!!!

世界最高峰のレースになるとエンジンに限らず、タイヤやブレーキなどの温度管理が重要になって来るのが科学的で面白いですよね!

結論をもう書いてしまったので、後はお暇な方だけどうぞ笑

MotoGPマシンと同じ見た目にしたい!かっこいい!でも?・・・・


ディスクカバー装着motoGPマシン
出展:<MotoGP> ドビの足 徳俵にギリ 残りけり ~マルケスvsドビツィオーゾ 最終決戦へ!~ - オートバイ & RIDE

このディスクカバーのデザインはかなり好みが分かれそうですよね笑

ただこれ、かっこいいからと言って同じ様にフルカバーすると最悪死にますのでご注意を!

一般公道を走れるディスクローターが付いているコンシューマー向けのバイクはスチール素材のディスクローターが主です。

ブレンボ社ではスチール素材のローターの使用温度範囲は-50度〜+600度となっており、カバーをして公道を走る分には問題ないと思われる温度範囲ですが、問題はブレーキフルードです。
(スポーツ走行をすると大体300度前後と言われていますので、スポーツ走行はアウト!)

そもそもカバーをしていない状態でもブレーキの摩擦熱でフルードまで温度が伝わり、フルードが沸騰してブレーキが効かなくなってしまう状態が有ります。

そこへ更に温度を上げるためのカバーを装着したら。。。。。。

うーん、身の毛がよだちます_:(´ཀ`」 ∠):



オフロードバイクはディスクカバーつけても平気なの?


上の画像は実際の商品なのですが、見ていただくと分かる通り、空気が通る様にメッシュ加工になっています。

加えて、オフロードではタイヤとのμ(ミュー:摩擦係数)が舗装路に比べ著しく低いので、同じ感覚でブレーキをかけたら即転倒ですね笑

そんなこんなで温度が上がりにくくなっているので比較的安心です。 ただモタードのモデルに装着して走るのは少し考えないとダメかもしれません。

また何か分からないことがあったら調べて書きます笑

それではまた〜٩( 'ω' )و  
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット